議会報告ASSEMBLY REPORT
2013.02.22 カテゴリ:2013年 平成24年第4回12月定例会 一般質問
■「指定管理者選定委員会の内容について」
○吉田
今十二月定例会に指定管理が議案に上がっております。選定委員会から審査をして上がってきたと思います。各指定管理の以前の指定管理者の報告書、また決算書等を拝見いたしました。その中で、決算書も選定委員会の審査の対象になっておるのか、お尋ねしたいと思います。
○市長公室長
指定管理者選定委員会につきましては、五條市指定管理者選定委員会設置要綱に基づき設置されており、所掌事務は指定管理者の選定に関して、書類の審査及び評価などで、その選定に当たっては、客観的な観点から公正公平に選定いただいているところであります。
選定委員会における審査は、指定管理者としての妥当性及び適合性を審査するもので、施設の設置の目的が達成できているかなどの数項目の選定基準に従い厳正に審査を行っていただいています。
本年度の指定管理者の候補者の選定につきましては、五條市市民会館などの七施設について、九月五日付けで、中小企業診断士、税理士、司法書士など十一名の方々に委嘱をさせていただき、施設ごとに五名の委員を選出し、各施設の指定管理者候補者の選定を依頼しております。
各施設所管課が本年八月から九月に掛けて公募を行いまして、応募のあった団体から提出された申請書等の内容を確認後、事前に各委員に配布し、精査をいただいております。
各施設の選定委員会は、本年十月に開催し、申請書類等の内容及び各申請団体のヒアリングを踏まえ、審査をいただいた上で指定管理者の候補者を選定しております。
今、決算書等の内容についての審査の御質問でございますけれども、申請に必要な中でその会社の決算書全体のものをプロの税理士、あるいは中小企業診断士等が中身を精査していただいておるということでございます。
○吉田
そうすると、平成二十三年度の全ての指定管理の決算報告で赤字の施設の金額を教えていただけますか。
○市長公室長
五万人の森が、二十三年度の決算でマイナス三百八十三万九千七円、上野公園、同じくマイナス六十八万二千五百九十三円、市民会館、マイナス三万七千二百十二円、西吉野コミュニティセンター、マイナス三十二万九千八百円、市立中央公民館、マイナス百三十万三千五百十二円、滞在体験型観光施設、旧前防邸でございますが、マイナス百七十五万四千円、それと財団の大塔ふる里センターが管理しております各施設の中で、マイナスのところがあります。大塔の郷土館、マイナス五十万一千二百二十四円、大塔ふれあい交流館、マイナス七百七十六万四千二百七十四円、大塔総合案内センター、通称道の駅でございます、マイナス二百三十二万二千七十四円、それから西吉野交流促進センター、通称こんぴら館でございます、マイナス百九十四万二千円。以上が、二十三年度の収支の決算においてマイナスの施設でございます。
○吉田
公室長に指定管理者の赤字決算を総括して答えてくれというのは、なかなか難しいところもあるし、無理があると思います。しかし、赤字決算で指定管理を次回からやめるというのであれば、私も納得するところもあるのですが、同じ施設をまた指定管理に応募してくるというのは、いささか疑問が残るのですが、その点について、公室長の思いというものをお答え願いたいと思います。
○市長公室長
各施設のマイナス決算のところでありますけれども、親企業といいますか、もともとの企業のところにおきましては、全体の中では経営をやっていけるプラスになっているのではないかと推察をしております。ただ財務会計等につきましては、市の当局の方で中身のところまで権限はありませんので、その辺のところについての指摘というものはできませんけれども、ただマイナスの決算うんぬんの中で、まず応募できるかできないかというところで、三年間の指定管理の終わるときに再度応募できるかできないかというところにつきまして、五條市の行政改革推進本部の中におきまして、各項目をチェックいたしまして、点数を付けさせていただいております。約二年半でございますけれども、二年半にわたりまして、その業務内容につきまして、点数を付けさせていただき、そしておおむねの標準点、基本的には七十点を目安といたしておりますけれども、七十点を超えていく団体につきましては基本的には再応募あるいは応募に手を挙げていただいてもいいというところで、本部会議の中で決定をしていただいているというところでございます。
○吉田
私も私なりに思いを述べさせていただきたいと思います。
まずは、個人的またはグループの場合と違い、会社組織の場合、本社の黒字決算の折、指定管理の赤字決算への補塡に使われているというのは、今公室長もおっしゃっていただいたと思います。それはそれなりに節税としてよいのですが、余りにも赤字の数字が大きいと節税を通り越して指定管理者制度を利用した税務対策に思われますので、今後指定管理者を応募する場合、二回目、まあ次回からですね、応募のとき、選定委員会の方にも前回の、十分に決算報告書を見ていただいていると思いますけれども、再度十分に吟味していただき、選定いただくようにお願いいたしたいと思います。
そこで、もう一度私の今述べさせていただいた意見について、公室長と市長のお考えをお聞きしたいと思います。
○市長公室長
赤字決算うんぬんのことにつきましては、選定委員会のところに議会としての吉田議員の御意見をそのまま伝えさせていただきまして、より審査をしていただくようには申出をさせていただきます。
ただ委員の皆様方はそれぞれのプロという立場から厳正に審査をしていただいているということだけは、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○市長
指定管理者選定につきましては、専門的な方を選んでいると、そういう形の中で決算書ということは大変重要であるということは認識をしております。今後、その辺も踏まえて、選定委員の皆さんにも検討してもらうということは当然大事なことかなと思っておりますので、今後それも検討の一つに入れさせていただきたい。そういうふうに思っております。
○吉田
各指定管理の選定委員の皆さんにも今の意見を十分にお伝え願いたいと思います。
■「五條市立小・中学校の空調設備について」
○吉田
今後の空調設備の設置予定についてでありますけれども、最近異常気象が観測されております。夏には猛暑日が続いたり急激に寒波が来たり、しかし空調設備が整った学校では生徒たちが勉強しやすいと、大変喜んでおるわけなんですけれども。五條東中学校も今年の冬からですけれども、来年の夏には涼しいところで勉強もでき、先生や生徒たちが大変感謝しておるということも聞かせていただいておりますので、私の方からもお礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
そして、今後の空調設備の予定についてお尋ねしたいと思います。以前にもこの質問をさせていただいた折には、部長の方から計画的にという答弁があったのですけれども、また三月の当初予算に向けてどういうふうな計画をしていただいたのかお答え願いたいと思います。
○教育部長
今お話がございましたとおり、先の九月議会におきましては、旧市内四中学校の中で、最初の普通教室へのエアコン導入を五條東中学校へさせていただいたことを御報告させていただきました。
小・中学校の普通教室へのエアコン導入につきましては、吉田議員がおっしゃるとおり、次代を担う子供たちの教育環境を整えることは非常に大事であるとの観点に立ち、中学校の夏季教育活動の時間数等が多いことを踏まえ、まずは中学校を中心に学校周囲の環境や教室内の温度、一クラスの平均人数等を総合的に鑑みながら、財政当局と協議を進めてまいりたいと、このように考えております。
○吉田
ちょっと私の質問と違ったのですけれども、そしたら三月の当初予算にはもう一中学校どこか予算要望していただいているのですか。
○教育部長
予算につきましては、これからヒアリング等始まりますので、これから財政当局と協議を進めてまいりたいと、このように考えておる次第 でございます。
○吉田
なんかしっくりこない答えだったのですが、もうちょっと踏み込んで、今年度は一校やらせてもらうというような答弁はいただけないわけですか。
予算がやはりわかっていないから、しかし、担当部の方から予算請求を上げていっているわけなんですやろ。もうちょっと踏み込んだ答えがいただきたいと思いますわ。
○教育部長
小・中学校それぞれ一括して予算が実現できるのが理想ではございますが、財政状況もございます。やはり学校周囲の環境や教室内の温度とか一クラスの人数の平均等を総合的に鑑みてとなってまいります。例えば文科省では教室の好ましい温度は三〇度未満としておりまして、賀名生分校を含む市内十六校・園では毎日普通教室の温度測定をしております。その中で、本年六月から九月まで夏休みを除く八十日間の間、三〇度を超えた日数は、各学校、園の平均として約二十一日ございました。やはり比較的市街にある学校の温度は高く、郊外にある学校は若干低い傾向がございます。そういうことも踏まえながら、一括した予算を全部実現できることが理想でありますけれども、まずは中学校からそういう予算要求をしてまいりたい、こういうことを財政当局と十分な協議を進めてまいりたいと、このように考えている次第でございます。
○吉田
意気込みを聞かせてよ。そうでないと、なんか漠然としておって、意気込みをもう一回お願いします。
○議長
部長、温度が高いとか低いとかは、吉田議員は聞いていません。やる気があるのかないのかと。東中ができたので、次どっかの中学校でも教育委員会として予算化して、要求して、やる気があるのかないのかということを聞いているので、それに対して答えてあげて。
○教育部長
先ほども申し上げましたが、中学校をまず中心にして、当然児童・生徒の教育環境を整えることも非常に大事であるとの観点を持っておりますので、財政当局には、こういうふうにして東中が付いたというのを前提にしながら強力にお話を進めてまいりたい、このように決意をしております。
○議長
教育長。するんだったらするとはっきり言ってあげて。堀内教育長。
○教育長
今、部長の方からお話がありましたけれども、私どもの思いは実現をしたいという思いで予算に当たりたいと思っています。ただ、予算が今スタートしたところですので、ここをいくというのは、言いたい気持ちもいっぱいあるのですけれども、申し上げられないのは大変御理解いただきたいと思います。是非早く実現をしたいと、特に中学校を実現させていきたいという思いでおります。
○吉田
言いにくいところもまだあると思うのですが、是非とも三月当初予算に、約束しますよ。よろしくお願いします。
五條東中学の空調設備の設置も終わり、検査が終わったものと思いますけれども…、検査は終わりましたか、ちょっとお尋ねしたいと思い ます。
○教育部長
この十月から、暑い夏を過ぎてからのエアコン導入になったのですけれども、もう使えるような状態になっておる次第でございます。
以上、答弁とさせていただきます。(「検査は終わりましたか。」の声あり)
竣工検査は終了、日につきましては、ちょっと……。
しばらくお待ちいただきたいと思います。
失礼いたしました。工期は七月三十日から十月十二日まで、その後工期竣工は、十一月十五日に変更され、竣工いたしました。
○吉田
市が締結した契約内容、仕様書に対しまして不正な事務はありませんでしたか。
○教育部長
不正な事務はなかったと捉えておる次第でございます。
○吉田
以前、私、委員会で仕様書についてのお尋ねをさせていただいたことがあると思いますけれども、この中で前に座っておられる方じゃなかったと思います、答弁いただいたのは。そのとき、同じ機種又はそれに同等する機種と答えていただいた記憶があるわけなんですけれども。それでよろしいですか。
○教育部長
機種は全部一応同じでございます。
○吉田
教育部長に答えていただいたのですけれども、安易に答えてよろしいですか。
どうしてこういう質問をするかというと、私はちょっとおかしい点があるので、質問をさせていただいておるのです。やはりちょっと暫時休憩でもとってもらって、すり合わせをしてもらった方がいいんと違うかな。
議長、判断願います。
○市長公室長
新井公室次長に答弁をさせますので、よろしくお願い申し上げます。
○市長公室次長
今、中学校のエアコンの設置の工事の件でございますけれども、竣工の工期が十一月十五日ということになっております。監理課の方にはその検査書類というのが今まだ上がってきていないので、検査の書類が届いておりませんので、監理課といたしましては、その内容についてはちょっと答えられません。担当課の方で書類を今集めてうちの方に持ってくるように準備中だと思っております。
○吉田
十一月十五日に終わっておって、今日は十二月七日かな、早急にやっていただきたいのですけれども。
次長前に来てくれたさかいに、もう一度同じ質問させていただくのですけれども、以前に私、委員会で、仕様書について蛍光灯に例えてお尋ねしたことがあると思います。そのときに、同じ機種又はそれに同等する機種と答えていただいたのですけれども、それでよろしいですか。
○市長公室次長
仕様書の方で同等の機種ということで表示しておりますので、それでよろしいです。
○議長
新井次長、検査は終わっているのやろ。(「いえ、まだです。」)竣工が十一月十五日、工事が終わって、まだ検査には行っていないということですか。(「行ってないです。」)行っていないさかいわからないということですね。
○吉田
完成して、いまだに行っていないって、ちょっとおかしいのと違いますんかな。
○議長
意見調整のため、暫時休憩します。
○教育長
まず初めに、議会を中断していただき、大変御迷惑をお掛けいたしましたこと、おわび申し上げます。
五條東中学校普通教室エアコン設置工事に掛かり、設置したエアコンが設計書と同等品であるかどうかとの御指摘をお受けいたしました。確認いたしましたところ、設計書仕様のエアコン及び設置したエアコンの暖房能力、冷房能力能力共に同等でありました。五條東中学校における普通教室棟の冷暖房が全て完備することができ、子供たちへの教育環境を整えるという観点から同等品と扱って施工したところであります。
今後、より内容を精査し、事務を進めてまいりたいと存じます。大変申し訳ございませんでした。
○吉田
中断していろいろと調べていただいて、ありがとうございました。
今、教育長の方から御説明いただいたのですけれども、私としたら既設の老朽化したエアコン、プラス三台更新していただいたというところで、まあすっきり快晴とまではいきませんけれども、了解していきたいと思います。
そしてまた、今後設計段階での仕様書に反映していただきますように、それとこれからまだ残された各小・中学校の空調設備につきまして、もう一度お願いをしたいところであります。
そこで、もう一度教育長なり、また部長の方からエアコン設置に係る平成二十五年度について、もう一度お答えをいただきたいと思います。
○教育長
今吉田議員の方から来年度の予算に関わりまして、中学校へのエアコンの設置についてお話をいただきました。先ほども私の方から回答させていただきましたように、学校の教育環境を整えるということは非常に大切なことだと思っております。その一つが空調設備の設置だろうと思っています。中学校を中心に是非実現できるように財政当局にも働き掛けて理解をいただいて、かなうように全力でいきたいと思っています。どうか御理解ください。
○吉田
是非とも予算要求していただいて、やはり平等に学校の空調設備はできますようにお願い申し上げまして、私の一般質問を終わりたいと思います。