議会報告ASSEMBLY REPORT
2018.09.10 カテゴリ:2018年 ブロック塀対策について
○吉田
続きまして、ブロック塀の撤去についてお尋ねしたいと思います。
先般の大阪府北部地震でブロック塀が倒れ、尊い命が失われました。これは人的被害だと問題にもなっております。
本市教育委員会におきましても、地震の翌日に学校内のブロック塀の撤去をいち早く対応していただき、NHKも取材に来ておったわけなんですけれども、やはり市の対応の早さ、柔軟性にびっくりしておりました。
教育委員会並びに危機管理課に感謝申し上げますとともに、本当に早い対応ありがとうございました。
そこで、撤去は早くしていただいたのですけれども、応急的なバリケードやロープのままに現在なっております。当然注意喚起なども行っておると思いますが、ブロック塀等撤去の今後の復旧工事についてお尋ねしたいと思います。
○教育部長(松井和永)
十番吉田議員の御質問にお答えを申し上げます。
六月十八日に大阪北部を震源とした大規模な地震によりブロック塀が倒壊し、大きな被害があったことを受け、市内小・中学校において該当するブロック塀がないか、同日のうちに緊急調査を行いました。
調査の結果、小学校一校、五條小学校で二箇所、中学校一校、五條東中学校で二箇所、対象となるブロック塀があることが分かりました。そのうち小学校・中学校とも通学路に面しているブロック塀については緊急に取り壊す必要があると判断し、撤去工事を行い、応急的な措置として仮設フェンスを設置いたしました。残りの箇所についてはコーンとロープを使用し、立入禁止区画とし、近づかないよう児童・生徒に対し周知及び注意喚起を行っております。
残りのブロック塀撤去費用及び復旧費用につきましては、本定例会へ補正予算を計上しております。補正予算の承認を賜りましたら、速やかに残りの箇所の撤去工事及びフェンス設置の復旧工事を行ってまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。(「十番」の声あり)
○吉田
通学路のブロック塀等についてはやはり危険な場所で今調査していただいておるということでありますので準じて…。
民間でしたら、通学路に面した民間のブロック塀等の撤去についてはやはり民間ですので、ブロック塀等の撤去には費用が掛かるものでありますし、また強制できるものではございません。撤去したくてもまた費用面とかで様々な理由があります。
そこで、通学路に面した民間のブロック塀等の撤去費用に係る補助金制度を本市独自で創設するのか、その対応についてお尋ねしたいと思います。
○理事(吉田暁史)
十番吉田議員の御質問にお答えいたします。
民間で設置されましたブロック塀等への対策につきましては、現在通学路等に面した宅地等に危険性のあるブロック塀が設置されていることにつきましては認識をしておりまして、危険な状態の民間ブロック塀等につきまして、市民の積極的な撤去を促進するための補助金制度の創設につきましての可否につきまして、検討を進めているところでございます。
また、当該補助金を交付する場合、国の社会資本整備総合交付金、防災安全交付金の対象とすることが可能ですので、現在、国・県とも協議を進めておるところでございます。
五條市といたしましては、国交付金の追加措置を注視しながら、先進事例を参考に補助制度の検討を進めてまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。(「十番」の声あり)
○吉田
今部長の方から的確な回答いただきましてありがとうございます。
できるだけ民間のところを無理やり壊していただくというのはなかなか……、やはり助成金また補助金などを出してもなかなか難しいところもありますので、やはり子供の安心・安全を考えたときには前向きに検討していただきますようにお願いいたします。