議会報告ASSEMBLY REPORT
2018.03.09 カテゴリ:2018年 五條市下水道事業について
○吉田
四番目に、五條市下水道事業についてお尋ねします。
下水道事業の進捗状況と合併浄化槽の不均衡性についてお尋ねしたいと思います。
五條市の下水道についてですけれども、五條市の公共下水道事業は昭和六十年に事業着手し、平成三年から供用開始されております。現在も整備は継続されているわけなんですけれども、事業開始から三十年余り経過しているわけなんですが、現在の進捗状況等、どの程度進んでいるのかお尋ねいたしたいと思います。
〇都市整備部長(平田耕一)
十番吉田雅範議員の御質問にお答え申し上げます。
当市の公共下水道整備の進捗状況でございますが、公共下水道事業は昭和六十年から着手しておりまして、公示面積いわゆるこれまで整備を行い供用開始となった面積は、平成二十八年度末現在で五七七ヘクタールとなっております。
また、市街化区域を中心に都市計画法に基づき事業計画決定を受けている面積は九五七ヘクタールでございます。計画決定面積に対する供用開始面積の割合である進捗率は六〇・三パーセントとなっております。さらに進捗率と併せまして、供用開始となった区域内人口一万八千四十四人に対する水洗化された世帯人口一万三千八百十七人の割合は、水洗化率ということで現在七六・六パーセントとなっているところでございます。
以上、答弁とさせていただきます。
○吉田
これまでに公共下水道整備はどのようなところを優先的に行ってきましたか。
〇都市整備部長(平田耕一)
十番吉田雅範議員の御質問にお答え申し上げます。
これまで公共下水道整備は主要となる汚水幹線整備及び公道ですね、国道・県道・市道への埋設を優先的に公衆衛生の向上と費用対効果を踏まえて行ってきております。
また、自治会内の世帯を取りまとめられた自治会長さんから、面整備の御要望をいただき、整備を行うケースもございます。
以上、答弁とさせていただきます。
○吉田
公共下水道の通っているところはつなげばいいということで御理解させていただけるのですけれども、最近聞かれるのは、浄化槽設置の補助金等についてなんですけれども、最初に言わせていただいたように不均衡、また不公平の声が市民の方から時々聞かれるわけなんですけれども、西吉野地区など下水道事業計画区域外のところに住まれている住民の方は、浄化槽を設置しようとするときに市からの補助金が受けられると認識しております。しかしながら下水道計画区域内に住まれている住民の方が住宅を改築又は新築されるときに公共下水道に接続したい意向を持たれていても、また近くに管が整備されていない場合、またその近くにあっても少し距離があってタイミング的にいったん浄化槽を設置しなければいけないときがあります。そのような現状の中で、浄化槽設置では補助金の申請の対象にならないというふうに聞かせていただきました。住民の方の住まわれている区域によって不均衡性が生じていると思うのですけれども、公共下水道の計画区域内で未整備のところでも早急な整備工事が難しいということであれば、浄化槽設置に係る補助金を柔軟に対応して交付していただけるというのはいかがですか。
〇都市整備部長(平田耕一)
十番吉田雅範議員の御質問にお答え申し上げます。
公共下水道事業の計画区域内では公共下水道による汚水の排水処理を想定しており、国の交付金も活用しながら順次整備を行っているところでございます。
また、五條市浄化槽設置整備事業補助金も国や県からの補助と合わせながら交付する補助金でございますので、補助金の交付対象区域外となっております。
事業区域内でありながら整備をお待ちいただいている御家庭もあるかとは存じますが、現在まだ未整備となっているところにつきましては、交通量などの住宅事情や、住宅の立地状況なども鑑みながら年次計画を立て整備を進めてまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
○吉田
やはり公共下水道、そしてまた浄化槽、特に国費の二重投入になるというようなお考えがあるかと思います。しかしその点を十分御理解いただいて、市単でも考えていただければ市民の方が不均衡、不公平とならないと思いますので、今後もひとつその点も視野に入れていただきたいと思います。