議会報告ASSEMBLY REPORT

2017.06.13 カテゴリ:2017年 入札方法について

○吉田
次、三番目に入札方法についてお尋ねしたいと思います。
入札には一般競争入札、指名競争入札、随意契約と様々な入札がありますが、本市での一般競争と指名競争入札の区別、または審査基準についてお尋ねしたいと思います。

 

〇辻田市長公室長
吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
地方自治法の規定により市の工事等の請負契約は一般競争入札、指名競争入札、または随意契約の方法により締結するものとされています。
一般競争入札は、条件等を公示し、条件に合致する業者からの入札を受け入れる方法です。
指名競争入札は、参加することができる資格を有する者のうちから、入札に参加させようとするものを指名し、入札を行わせる方法です。
随意契約は、競争の方法によらないで任意に特定の相手を選択して締結する契約方法で、地方自治法施行令第百六十七条の二の規定に該当する「少額の契約」、「競争入札に適しない契約」などがあります。
続きまして、本市における工事等の競争入札の基準は、指名競争入札については五百万円未満の土木工事、二千万円未満の舗装工事、四千万円未満の建築工事、その他の工事、業務委託となっております。
一般競争入札は五百万円以上の土木工事、二千万円以上の舗装工事、四千万円以上の建築工事で実施しております。
以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田
今部長の方から基準を言っていただいたのですけれども、その基準は県と併用しておりますか。それと本市は何を基準に入札方法を区別しているのかをお尋ねしたいと思います。

 

〇辻田市長公室長
吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
入札方法の基準に関しては、土木工事では県と同じ金額で一般競争入札と指名競争入札を執行しております。
建築工事及び舗装工事では県とは基準金額は異なりますが、一般競争入札と指名競争入札を執行しております。基準金額以上は一般競争入札で、未満では指名競争入札となっております。
土木工事での基準金額は県と同じ五百万円で、建築工事での基準金額は県では一千万円、市では四千万円、舗装工事の基準金額は県では一千万円、市では二千万円となっております。
設計などのコンサルタント業務では、県は一千万円以上で一般競争入札を採用しており、五條市では全件指名競争入札により入札を執行しております。
以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田
分かりました。
それでは、入札審査会では副市長が一番トップをなされておるということでお尋ねしたいんですけれども、し尿処理場施設クリーン・オアシスの入札内容、契約方法について実施設計業者及び管理業者と建設業者を教えていただけますか。


○樫内副市長
吉田議員の御質問にお答えいたします。
クリーン・オアシスの入札方法ということで、本体工事では設計施工一括方式の発注方法を採用し、一般競争入札で受注者を決定いたしました。
受注者につきましては、本体工事につきましては、水ing株式会社大阪支店であります。管理業務につきましては、株式会社日産技術コンサルタント奈良営業所であります。
以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田
御存じのように十二月定例会、私の一般質問の中で、百九十六箇所のクラック、ひび割れが確認されましたという報告、または経過報告を受けたわけなんですけれども、その辺については確認されていますね。


○樫内副市長
吉田議員の御質問にお答えいたします。
クラックにつきましては確認をさせていただいています。
以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田
今定例会中に厚生建設常任委員会でまた報告をいただくようになっていますので、私の方からそこから向こうは触れずに置いておきます。
次にですけれども、ごみ中継施設建設設計業務委託業者について落札者をお尋ねしたいと思います。


○樫内副市長
吉田議員の御質問にお答えいたします。
落札者は、株式会社日産技術コンサルタントでございます。
以上、答弁とさせていただきます。


○吉田
開札日は確か平成二十九年四月十二月に開札があったと思うのですけれども、それ以前に談合情報とか、遅れた理由について……、開札を遅れたというのを聞いているのですけれども、それは事実ですか、それとも私の勘違いですか。


○樫内副市長
吉田議員の御質問にお答えいたします。
当初二十九年の三月三十日に入札、開札の予定でございました。その前日に怪情報がありましたので、いったん中止をさせていただきました。
そして入札につきましては、延期という措置を取らせていただきました。
以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田

次の質問にいくわけなんですけれども、五條市建設工事等請負契約に係る指名停止及び措置要綱について、「適切な施工を確保するため、指名停止についての措置を定める」とありますけれども、指名停止措置要綱はどのようになっているのかお答え願えますか。

 

○樫内副市長
吉田議員の御質問にお答えを申し上げます。
今議員おっしゃっていただきました、指名停止措置要綱の目的につきましては市発注工事の適正な施工を確保するということで、入札参加資格者の指名停止について必要な措置を取るということで、要綱を設けさせていただいております。
以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田
指名停止までの措置にはいかなくても、実際に現在までの報告ではクリーン・オアシスにおいて、クラックが百九十六箇所というのを以前から聞いております。それにもかかわらず一般競争入札ではないのに、日産技術コンサルタントを指名競争入札に参加させたのはどうしてですか、またその理由を御説明願いますか。


○樫内副市長
吉田議員の御質問にお答えいたします。
まず要綱の中で指名停止につきましては、指名停止というはっきりとした事実が確認されなければ停止措置にはなりません。よって入札の審査会におきまして、確認がない限り、…指名停止という処分がない限り入札から外すことはありません。
以上、答弁とさせていただきます。


○吉田

やはり疑わしきは罰せずかも分かりませんけれども、やはりこういう事案があって議会の方でも附帯決議まで付けて、今後のクリーン・オアシスのクラックについて説明願いますように言ってありますので、その業者をやはり白黒はっきりしていないとはいえ、入札に参加させるのはいかがなものかなと思うわけなんですけれども、副市長の見解はどうですか。

 

○樫内副市長
吉田議員の御質問にお答えいたします。

先ほどお答えさせていただいたように、要綱に基づいて審査会の合意に基づき指名停止ではないということを確認させてもらった中で、今回入札の方に参加いただいたということでございます。
以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田

これがもし、仮定の話ですけれども、またぞろ設計で中継所にそういう事案が生じた場合に五條市の方としての、し尿処理場、中継所、どういう形を取られるんですか。

 

○樫内副市長
吉田議員の御質問にお答えいたします。

仮の話ではございますけれども、要綱によれば基本的に契約後に指名停止するかし等がしっかりと確認されて指名停止になっても、それは契約としては有効であると、契約前であれば市長がそれは除く、取り消すということになっておりますので、それに従って事務を進めさせていただいた。
以上、答弁とさせていただきます。


○吉田

その点も十分に踏まえて今現在クリーン・オアシスにおいては現実にございますので、厚生建設常任委員会のときに、十五日ですか、はっきりすると思いますので、その辺も踏まえて今後の指名競争入札のときには充分注意していただきたいと思います。
これで私の一般質問を終わりたいと思います。

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