議会報告ASSEMBLY REPORT
2012.04.24 カテゴリ:2012年 平成24年第1回3月定例会 一般質問
■養護老人ホーム花咲寮の建て替えの必要性について
○吉田
花咲寮は、高台で見晴らしが良くJR大和二見駅にも歩いていける距離にあり、スーパー等が近くにある大変素晴らしい場所に建てられているが、老朽化が進み、建て替えも視野に入れて考えなければならないと思うが、生活弱者の最後のとりでとしてその必要性について考えをお聞かせ願いたい。
○健康福祉部長
養護老人ホームは、老人福祉法唯一の措置施設で、行政責任の下で老人福祉施策上、花咲寮は、昭和四十年代から五十年代に増築を行い、現在の入居者は四十二名で、平均年齢は八十一歳を超えており、施設の構造上、第三棟は階段のため要介護者には移動が困難で、居室も現在の施設設置基準にそぐわないため建て替えは早急な課題といえる。
○吉田
行政が守って支えていかなければならないと思うが早期の建て替えについてどう考えているか。
○市長
確かに老朽化しており、毎年修理をしている状況の中で、市の財政状況も鑑みながら24年度中にその方向性を示してまいりたい。
■学校給食に地産地消の安心・安全な食材を使用することについて
○吉田
子供たちが毎日口にする学校給食を守る観点から。本市の学校給食の食の安全基準についてお尋ねする。
○教育部長
学校給食は、学校給食法に基づき児童生徒の心身の健全な発達に資するもので、食に関する正しい理解と適切な判断力を養うことを目的とし、現在、三千六十九人の給食を提供しているが、納入される給食物資は、全てその場で検品を行い業者立ち合いの下、確認している。地産地消の取組は、より新鮮で安心できる食材のを調達するために市内の生産農家、団体に登録業者として参加いただけるようにしている。放射能汚染対策は、国が暫定規制値定め各自治体が検査しているが、地産地消、食材の基準及び検品体制の強化に更に取り組んでまいりたい。
○吉田
平成十一年から値上げしないで大変努力されていることに感謝するが、放射能測定器は持っているのか。
○教育部長
簡易な測定器はあるが、可能な限り地産地消のより安全な食材の納入に心掛けてまいりたい。
○吉田
外国産の加工品・冷凍野菜については納品業者の管理・指導を厳格にしていただきたいと考えるが。
○教育部長
国内産とか中国産以外であるとか、配合表の義務付けや分析表の提出などで基準を示しているが、安心して食べていただけるよう情報公開ができるように更に検討を加えてまいりたい。
○吉田
給食費の未納についてお尋ねする。
○教育長
各学校で保護者と直接関わりながら連絡をとっている。未納の理由などを見極めて対応してまいりたい。
■みどり園の移転の見直しについて
○吉田
御所・田原本環境衛生事務組合に加入して広域でごみ処理事業を進めようとしているが、すぐに御所市に行くというのではなく市民の利便性を考慮し、五條市で処理し、リサイクルすることを目標に移転の見直しをしてはどうか。慌てずに一年ないし二年を掛けて議論すればいいと思うが。
○市長
新ごみ処理施設の建設については、みどり園建設当初の協定書を順守するためにも、財政負担の軽減及び交付金の活用など全体的に財政負担を抑制する広域化で進めることが最善の方法と考えている。みどり園の大規模改修工事は、再度の延長を行うものではなく、機械機能を良好に保つためのもので、移転の見直しを検討する予定はない。
○吉田
移転の見直しを求める要望書が出ているおり市民に理解を得ていないと思うが、新年度予算に事務組合の負担金三千三百二十二万四千円が計上されており時期尚早と考えるがどうか。
○市長
見直しを求める要望書も拝見しているが地元三地区からの要望書も出ており、総合的に判断しながら、今後皆さんにご理解を得ながら進めてまいりたい。