議会報告ASSEMBLY REPORT
2015.02.13 カテゴリ:2015年 (仮称)五條総合体育館について
○吉田
(仮称)五條総合体育館について。今日までの経緯・経過につきましてお尋ねいたします。 平成二十六年八月からの時系列とその後の進展についてお尋ねしたいと思います。
○中永都市整備部長
吉田雅範議員の御質問にお答え申し上げます。
今日までの経緯・経過でございますが、平成二十六年八月以降ということでございまして、平成二十六年八月四日議員全員協議会を開催していただきました。平成二十六年八月八日株式会社餞高組と会談をいたしました。平成二十六年八月十一日奈良県と協議を行いました。平成二十六年八月二十七日庁内の入札審査会を行いました。
以上でございます。
○吉田
平成二十六年三月九日に入札審査会、発注形態と総合評価の実施について入札審査会を行っておるわけなんですけれども、そしてまた五月二日に今後の進め方について、随意契約ということで行っております。そして五月二十七日随意契約。五條市で実績あるJVという入札審査会が行われております。そしてまた六月十三日に代表者の範囲の見直しと、それと設計変更の検討、六月十三日の設計変更の検討結果と入札が不落になった原因と問題点について、この二点について検証していただけましたか。
○中永都市整備部長
吉田雅範議員の御質問にお答え申し上げます。
不落になった理由でございますが、インターハイの会場とすべく工期の期間が短かったこと、それから木材・鉄骨の混構造という特殊工法であったこと、それから現在東日本大震災や東京オリンピックの関連ということで仕事が東京を中心に東日本に集中し、大手ゼネコンが活況になっております。そのため資材や労務単価の高騰、また技術者不足になっていること、以上のようなことで、より入札が不調になったということが考えられるのではないかと思っております。
以上です。
○吉田
部長は入札審査会に入っていませんよね。……入っていますか。そしたら、設計変更の検討、どういう検討をなされたのか、お答え願えますか。
○中永都市整備部長
吉田雅範議員の御質問にお答え申し上げます。
設計変更は、六月十三日(「ですね。」「はい。」との声あり)……、この設計変更の内容の検討につきましては、当初からの木材、鉄骨の混構造をそのままでいくかどうかということの検討でございます。
以上です。
○吉田
これ七月九日の全協のときにも、私意見として言わせていただいたと思いますけれども、設計がちょっと具合悪かったのではないかと、基本構想がまずかったのではないかと、その部分を変更したらもっと安くできるのではないかという点と、積算の誤りはないのかということを何回も言わせていただいたのですけれども。副市長にお尋ねするのですけれども、入札審査会においてこの問題点について本当に検証されたのか、それをもう一度お尋ねしたいと思います。
○樫内副市長
吉田議員の御質問にお答えを申し上げます。
積算の検証うんぬんにつきまして、まず木から鉄骨の方にできないかということも御指摘をいただいておりました。木から鉄にしてということで、金額的にはそのときにはまだ分からなかったのですが、今現在の中では約八千万とそれから設計の変更うんぬん等で三千万くらい掛かるというふうなところが出てきております。またそれに関しての変更の期間などで十箇月くらいは掛かるであろうということで、そのときには金額的には分からなかったのですけれども、木から鉄にしたらその材料だけでは下がるであろうけれども、全体的には基礎であったり杭打ちであったりその辺のところで全体的には上がってくるということが分かっておったのですけれども、金額的には分からなかったので、先日の中で約八千万プラス三千万、一億くらいが上がってくるということが分かりました。
また、積算の内容等につきましても、設計の方にも問合せもさせていただいた中には、これで間違いはないということでございましたので、現在進ませていただいておるというところでございます。
以上、答弁とさせていただきます。
○吉田
再公募をするに当たっての単価の精査をしていただいておるというような回答だったのですけれども、単価的にそうすると従来よりもどれくらい上がる…金額的に、今までの金額よりも、大体の範囲で結構です。
○中永都市整備部長
吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
単価の更正をいたしまして、再計算いたしました。まだ最終的に具体的な金額は出ておりませんが、約三億から四億上乗せになるかと思っております。
以上です。
○吉田
またぞろ三億も四億も上がるとなると、これは本当に…市民の方からもいろいろ聞かれるのですけれども、そこまで……、体育館を私らも議会の方としては全員一致をもって早期に進めていただくように決議もしてあるわけなんですけれども、前にも十五億と言っていて五億が上がって、四月から消費税うんぬんということもありまして、それからまたということは、二十三億から四億というふうに私らは認識させてもらったらよろしいのですか、金額的に。
○中永都市整備部長
吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
先ほど申し上げましたように、まだ具体的な確たる数字は出ておりませんが、約二十三億から二十四億と御認識いただいて結構かと思います。
○吉田
どういう理由で単価の誤りがあったのか、自然と値段が高騰していっているのか。 そしてよく技術者不足だと大手が言うているのですけれども、技術者というのは、今建設会社の資格を持ったOBとかが自分ら独自で会社を持って、そこから派遣というような形をとっておると思います。これは多分断りやすい名目だと思うのですけれども、これはやはり三億、四億上がるとなってくると、私たちももう一度考えていかなければならないのかなというふうに考えております。
そこで市長にお尋ねするのですけれども、六月定例会の私の一般質問の中で総合体育館周辺の環境整備も含め完成しますかと、お尋ねさせていただいたところ、太田市長は「現在完成すべく今努力しております。インターハイに間に合うように、これからも努力します。」という答弁をいただいているのですけれども、ここに議事録を持っておるのですけれども…。そこで私は「手腕を期待いたしたいと思います。」というふうに終わっているのですけれども、この時点で努力されて、今も努力されておると、しかしインターハイは辞退したと。私は九月定例会の開会日に冒頭で太田市長から市政の報告の中で、市民の皆様に対してインターハイ辞退の謝罪をしていただけるのかなと、そういうふうに思っていたわけですけれども、謝罪もなかったと。体育館が遅れておるというのは、いろんな理由で遅れたよってにインターハイができなかったと、それで市民の方に出会ったら、五條で新しい体育館を建ててフェンシングの会場になるんやなというふうによく言われました。そして期待もしておりました。しかし市民の皆様に聞かれたのは、それからフェンシングできないんやなあ、市長から謝罪あったんけ、そんなんやったら新しい体育館要らんの違うんけ、こういうように市民の方から私に言われたので、私は、いやいや新しい体育館はインターハイは桜井の方でしていただけるようになったのですけれども、私個人としたら体育館は別物として考えておりますというふうに市民の方に言わせていただいたのですけれども、市長は五條市民、そしてまた議会に対して何ら謝罪の言葉はないのですけれども、謝罪する気はあるのですか、ないのですか。
○太田市長
吉田議員の質問にお答え申し上げたいと思います。
先ほどから担当部長の方からるる説明があったと思います。 この体育館の建設につきましては、奈良県知事の方から南部振興、特にスポーツ振興に役立ててほしいという、そういう状況の中から事が発していったということであります。
うちの中央体育館が大変老朽化している、その中で耐震補強、屋根を修理すると約二億五、六千万掛かるという、そういう状況の中から県の指導の下で五條市が六種目ありますけれども、インターハイの中でフェンシングの名乗りを挙げるという、そういう経過がありました。その当時で国・県を入れてうちの持ち出しが一億六千万、新しく建てるのにそれでできるならば今やるべきだと、そういう形の中で進んできたわけでありますけれども、ただ予算が、補正予算で十五億、そして設計も出来上がり、入札をしたわけでありますけれども、入札には誰も来なかったというのが現状であります。そういう面においては、大変申し訳なく思っております。ただしこれが今後インターハイで、これができなくなったけれども、体育館は現状進めていくということで、現在九月までに見直しをしながら九月にはすぐに対応できる態勢にして、十二月には入札が出来上がるというような、そういう状況になっております。今の予定でいけば平成二十八年の六月頃には完成するという、一つの流れで今進めております。
そういう状況の中で、確かにインターハイに対しましては、五條市はできなくなりましたけれども、日本全国のインターハイは六年に一度あるということで、次には是非とも何か五條で受け入れたいな、この体育館を使って受け入れたいなという、そういう思いで進んでおりますので、その状況の中で、私が謝罪をするしないという、そういうその感覚は私は分かりませんけれども、当然そういう形で皆さんに迷惑を掛けたことに関しましてはおわびを申し上げたい。しかしながら今現在、そのような過程の中で進んでいるということも御理解をしていただきたいと思います。
以上です。
○吉田
市長は、インターハイが五條市で来年度は行われないということに対しての謝罪はするということですか、それともしないということですか。体育館はさて置いて。
○太田市長
謝罪をするというのは、誰に対して謝罪をするわけでございますか。(「市民です。」の声あり)市民ですか。インターハイに関しまして当然今回できなくなったことに対しましては、それは深く反省をしておりますけれども、この広報にそのことに対してちゃんと説明責任を果たしております。それで私はそのことに対しては全て終わっているというふうに思っています。
○吉田
広報で入れたらそれでよいという認識をさせてもらってよろしいですね。 議会に対しては、全協のときも、八月一日に県の方に行ってできないということの趣旨を知事に申し上げて、そして桜井に決まったのですけれども、それの時系列の間にでも市長が全協に来られておったのですけれども、そのとき議員に対しての謝罪は、もうそれで全て広報に入れて終わったという認識でよろしいですか。
議会でも最初に言わせていただいたように、決議文を出して共々に一生懸命になって体育館の早期実現をということで進んでおりました。しかしながらいろいろな条件もありまして、結局できなかったということは、やはり一番トップである市長に、議員に対しても全協の場でもどういう場でもいいですけれども、全員がそろっている場所で、こういう事情になったのでと、私の不徳のいたすところでという御理解をいただいたら一番有り難かったんかなと、それは私の認識で、認識はいろいろと違いますけれども、私はそういうふうに思っております。