議会報告ASSEMBLY REPORT

2014.05.29 カテゴリ:2014年 安全対策について

○吉田
 安全対策について。市庁舎内の管理についてお尋ねします。三日早朝より庁舎玄関前駐車場において、工事でもないのにクレーンを伸ばした車両があり、突風でも吹けば大変危険な状態でありました。市民の方も何事かなと集まってきていましたが、その中には携帯電話で写真を撮っておられる方もおられました。個人対個人のことはさて置いて、市庁舎内の管理の在り方、そして今日までの経過と対策についてお尋ねしたいと思います。

 

○竹田総務部長
 失礼いたします。
 吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
 去る三月三日、市役所本庁舎前駐車場で発生したクレーン付き二トントラックを用いた広告物掲示事案に係る所管課の対応でございますが、まず午前七時五十分ごろ出勤してまいりました財政課職員が現状を把握いたしました。当該掲示物は五條市庁舎管理規則第十六条に規定された敷地内において許容される公共用若しくは公用を目的とする掲示物とは判断できない上、車両上のクレーンが伸ばされた状態であったことから、他の来庁者に対する危険防止の観点などにより所有者を特定し、物件を撤去させる必要があるものと判断したところでございます。
 次に午前十時ごろ、前後の状況から所有者と見られる自宅を財政課職員二名が訪問し、在宅中の家人に事情を説明したところ、当宅の所有車両であるということが判明したため、口頭により撤去を求めたところ、すぐ撤去するとの回答を得たところでございます。
 しかしながら午後に入りましても、一向に改善の動きが見られないため、奈良陸運支局への車両登録事項の照会をした上、午後四時ごろ再度車両所有者に対し、文書により当該管理規則に基づく行為の禁止に係る通知を行ったところでございます。
 なお、同日午後八時三十分ごろ当該掲示物が撤去され、クレーンが収納された状況を財政課職員が確認いたしております。
 また、昨日六日午前九時ごろクレーン車は庁舎敷地外に撤去され、入れ替わり二トンダンプが置かれておりましたが、午前十一時前広告物が取り外された状態でダンプ車が庁舎北側駐車場に移動されております。
 なお、本件につきましては、五條警察署並びに市顧問弁護士等に指導を得ながら対応いたしておりますので、御理解賜りますようお願い申 し上げます。
 以上、答弁とさせていただきます。


○吉田
 総務部長の方から経緯・経過について聞かせていただいたのですけれども、市庁舎敷地の最終的な管理責任者はどなたですか。

 

○竹田総務部長
 失礼いたします。
 吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
 庁舎等の敷地等の管理の最終的な責任者に対しましては、五條市長ということになります。
 以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田
 最終責任者は市長ということで、市長にお聞きしたいと思いますが、十時間余りそのままの状態で放置してあった理由についてお聞かせ願いたいと思います。

 

○太田市長
 吉田議員の質問にお答えをいたします。
 先ほど総務部長の方からるる説明があったとおりの適切な処置をとっているところであります。十時間程度放置されていたという、手順を踏んで処置を行ったということでございます。
 以上です。

 

○吉田
 庁舎に訪れる市民の方、また本市以外から役所に訪れる方の安全性について、やはり市のトップとして敷地内の管理に係る規則、また条例があると思うのですけれども、それ以外にもやはり市長の権限において警察と対応しながらリーダーシップをとってやっていただいて、撤去というのは無理だったのですか。

 

○太田市長
 吉田議員の質問にお答えを申し上げます。
 基本的に条例や規則にのっとってやっております。そしてまた警察、そして市の顧問弁護士とも相談をしながら適切な処置をしたと、そういうことであります。
以上です。

 

○吉田
 それはまあ規則どおりにというのもいいのですけれども、やはり五條市が見ておったら私はフェイスブックはしていないのですけれども、全国的に散らばったと、ほかの方の議員さんのフェイスブックをやっているのを見させてもらっていたら、それでもう写真を付けてみんなに送っているという、そういう状態がやはり続くと、これは五條市の全体の恥になりますので、それを条例にのっとってというのであれば、そういう規則、条例はもう一度即座に市長の権限で撤去できる方法の条例というものは考えていただけるのですかどうですか。


○太田市長
 吉田議員の質問にお答えを申し上げます。
 条例、規則におきましては、そんな撤去するというようなことをなかなか簡単にはできる状況ではございません。そして、行政は市としてもできる限りのことをやっているということは御理解をしていただきたいと思いますけれども、警察にも弁護士にも相談したら個々の問題だと、行政側のすることはきちっと先ほども言ったようにちゃんと適切な対応をしている、その相談した中においては、当然個々の問題であるということで、その辺もきちっと対応すべく私からも双方にお願いを申し上げたところであります。確かに行政側としてするべきことはきちっとやっておりますけれども、当然本来ならば個々の問題ということで、個々もそういうような適切な対応をしていただきたい、そういうふうに思っております。
 以上です。

 

○吉田
 内容については個々のことで問題はないと思います。それは市行政の方もタッチできないと思います。しかしああいう伸ばした状態で置いておくという、車両法は違反と違いますか。たたんで置いてあれば駐車として認めるけれども、ああいう伸ばした状態で仮に何も垂れ幕も紙もなかったとしても、ああいう伸ばす状態で置いておくというのは、大変危険だと思いますけれども、それで個人のことと言われたら、もし仮に私でも交通事故を起こして、そして吉田は交通事故を起こしたと、こういうことやということで、何でもありきになってしまいますので、個人のことに対して、その個人の争いは個人のこととして、そういうところへああいう行為に対しての市長が、もう即座に撤去命令を出せるという、最高の責任者ですので、それをやっていただきたいと思うのですけれども、それは無理ですか。

 

○太田市長
 吉田議員の質問にお答えを申し上げます。
 文書でちゃんと通告をしております。そして確かにクレーンを伸ばした、大変危険であるということからそういう形の中で進めてまいった、そういう状況であります。しかしながら警察とも顧問弁護士とも相談をしながらそれに対して私たちは警告なり、また文書で勧告するというような、そういう状況でしかできないというのが現状でありますので、御理解をしていただきたいと思います。
 以上です。

 

○吉田
 やはりこういう問題、個人対個人で済ますのではなしに、どんな場合でも誰かの個人的な争い事というか、それで市に来たら市の駐車場でしたかって一日くらいは放置しておけるのだと、こういう状態が続くことによって、やはり五條市はもう何でもありかよというように見られてしまっても大変困りますので、これはきちっと庁舎の中では、というきつい条例を作っていただきたいと思うのですけれども、市長、もう一度だけお願いいたします。

 

○太田市長
 吉田議員の質問にお答えを申し上げます。
 条例、規則ということで、きついとかきつくないとか、それに対しては適切な判断の中で条例、規則がありますので、それに対して私たちが対応すると、それをきつくするというようなそういう条例は果たしていかがなものかなと思いますので、ただ今言ったようにやるべきことはきちっと市民に御迷惑の掛からないように、安全性を確保しながらやってまいりたい。そしてそれ以外にも個々に、最終的には個々の問題でありますので、そこら辺もきちっと対応すべく私たちも対処していきたい、そういうように思っております。
 以上です。

 

○吉田
 市長のリーダーシップに掛かっておりますので、どうか個人対個人と言わずに、やはりこの中で敷地内で起こったことは全ての管理者である市長がリーダーシップをとってやっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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