議会報告ASSEMBLY REPORT

2014.02.04 カテゴリ:2014年 子供の医療費の助成について

 医療費の助成対象者についての質問であります。少子化が進む中において、若者が流出しております。子供の医療費の助成措置も他市に比べて遅れていると思います。小学生の通院費及び中学生の入院費がやっと改正されることになっております。中学生の入院が進んだように見えますが、中学生の通院費が今までどおりであります。やはり一歩前に進むように中学生の通院費も無料化にし、五條市はゼロ歳児から中学生までの医療費、入院費、通院費の無料化はできないのですか。担当部長にお答え願いたいと思います。

 

○すこやか市民部長
 医療費助成制度は、将来にわたり恒久的に大きな一般財源を要する事業であることから、本市における今後の更なる制度の充実につきましては、県補助制度の拡充を強く働き掛けると同時に、県内市町村との整合性を図りながら財政事情を勘案しながら、検討してまいりたいと考えております。

 

○吉田 
 確かに、今議会に上程されている医療費助成制度、確かに有り難いことなんですけれども、やはりもう一歩踏み込んで中学生の通院費の助成というのは考えていただけないのでしょうか。もう一度お答え願いたいと思います。

 

○すこやか市民部長
 子供医療費の助成対象の拡充というのは、子育て支援対策として重要な支援策の一つであるとは考えております。しかし御承知のように、二十六年四月から小学生の通院まで助成を拡充するため現在取り組んでおりますが、奈良県でも小学生と中学生の入院を助成対象に加える方向で検討しています。このようなことから、今後の財政事情を見極めながら慎重に検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 

○吉田
 先ほども財政事情というのは大変聞かせていただいて、私も存じ上げておりますけれども、そうしたら先ほどの議員のところにも所得制限というのが出てきましたけれども、五條市は所得制限を撤廃するということですね。そうした場合、設けた所得制限を解いていただくのは有り難いのですけれども、やっぱり高額の所得者もおられます。しかしその中で低所得者にとっては有り難いことなんです。高額所得者にとっても有り難いことなんですけれども、所得制限をとるということの理由についてお聞かせ願いたいと思います。

 

○すこやか市民部長
 所得制限を撤廃いたしましたのは、大体若い世代というのが所得制限を設けましても、ほとんどその所得の制限までいくというのが五條市の場合はございませんでした。そういったこともありまして、ただほかの例えば橋本市とかでしたら所得制限はまだ設けたままになっておりますが、五條市の方では先に所得の制限というのを撤廃することを進めていきました。

 

○吉田
 なるほど有り難いことなんですけれども、私はやはり中学生の通院費の助成というものをしてあげたら一番有り難いなと思っているのですけれども、所得制限の検討は以前ということでしたけれども、所得制限なしの場合において、中学生の通院費は幾らになりますか。シミュレーションしてありますか。

 

○すこやか市民部長
 中学生の入院につきましては、百万円の予算を見込んでおります。

 

○吉田
 私は入院費を聞いたのではなしに、通院費の方です。

 

○すこやか市民部長
 ただいま手元に持っております資料には中学生の四月から実施予定する入院費につきまして持っているだけでございます。
 資料を取り寄せますので、お待ちください。

 

○すこやか市民部長
 中学生の通院につきましては、一千二百万円と見込んでおります。

 

○吉田
 一千二百万円でしたら、財政やっぱり一千二百万というのは推定ですけれども、厳しいですか。

 

総務部長
 経常的な経費といたしまして一千二百万、毎年、毎年経費が掛かってくるということになろうかと思います。
 来年度におきましては、小学生の通院、それから中学生までの入院という形は予算化を提案させていただきたいというふうには存じておりますけれども、中学生の通院につきましては、十分検討させていただきたいというふうに考えております。

 

○吉田
 ほんまに検討してくれるんやろなあ。

 市長にお聞きしたいと思います。本当に検討していただけますか。

 

市長
 大変御承知のとおり財政状況が厳しいところであります。
 また、今回の小学生の通院に関しても、相当の苦渋の選択をしながら進めたわけでありますけれども、中学生までとまた幅を広くすると一千二百万という金額的に大変大きくございます。全体的な流れを見ながら考えていかなければならない。この部分だけでは、はい、ここでわかりましたと言うことはできません。
 また、御存じのように、二十八年度は合併の算定換えがございます。それでうちは十一億ほど交付税が下がるということは現実に今そういう状況に至っているということを考えれば、この先相当な財政が困難になる状況に至る、税収入も下がっている。そういうところからやり繰りをしなくてはならないということで、この部分も大事ですけれども、全体的な流れを見ながら総合的な判断をしなくてはならないということを御理解していただきたいと思います。

 

議長 
 ちょっと、総務部長と市長の答弁違うのと違うの。それでええんけ、あんたら。理事者と答弁違うやんか。竹田部長。

 

総務部長
 言葉足らずのところがあったのかと思うのですが、経常的な経費一千二百万円余りが大変大きな額であると私も存じております。全体のバランスということもございますし、重要な課題であるというのも認識しておりますので、今後引き続き検討させていただきたいと、このように考えております。

 

○吉田
 市長も、財政が厳しい二十八年度にはという話しでしたけれども、財政厳しいのは私たち議員も承知しておるわけなんです。そしたらまた戻るのじゃないですけれども、そうでしたら、所得制限をつけてでもこれを私はやるべきだと思うのですけれども、部長の見解はどうですか。

 

総務部長
 高額の所得者につきまして、お子様をお持ちの年齢層、あるいは国保の世帯の被保険者の方々等からの数値を見させていただきますと、所得をオーバーされるという方については少ないというふうに聞いております。そのために、所得制限を撤廃する、あるいは制限するという形でありましても、経費の面から見た場合でございますけれども、大きな違いがないように聞いておりますので、答弁とさせていただきます。

 

○吉田
 なんかわかったようなわからんような答弁やったのやけど、そしたら高額医療、またその他医療費助成制度に対する場合の限度額というのはあるのですか。

 

○すこやか市民部長
 高額の限度額というのはございまして、例えば入院とかをいたしまして高額の医療を支払う場合には、高額の分は高額で払いますので、本人負担の分の補助ということになりますので、範囲が大体八万くらいまでと記憶しております。その間の二割負担の自己負担分の支払いという形になります。

 

○吉田
 理解させていただいたような気がします。
 それと、これは質問事項にないことなんですけれども、答弁は結構です。
 市長がいつも言われておるように、五條市に住んで良かったと言っていただくようなまちづくり、それはやはり今現在出ております五條市子供の医療費の助成について、そういう問題とかそしてまた住宅問題もあります。県内産の木材で新築、増改築をすれば県からの補助金がいただけます。そういう補助金のアピールをもっと本市でもしていただいて、五條市に定住者が増えるような施策をとっていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
 それと最後に医療費の件なんですけれども、部長がおっしゃられたように今後も住んで良かったというふうにつながりますので、どうか検討課題にしていただきたいと思います。中学生の通院費です。よろしくお願いしておきます。

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