議会報告ASSEMBLY REPORT

2011.08.25 カテゴリ:2011年 平成23年第2回6月定例会 一般質問

■コミュニティバス・デマンドタクシーについて

 

○吉田
 西吉野の勢井から城戸までの間がコミュニティバスで約三十分掛かるわけなんです。そこで、勢井の出発が八時二十五分です。二月二十八日に広域通院ラインが運行して約四箇月になるわけなんですけれども、城戸が八時三十二分なんです。十津川から来る通院バスがね。そうすると勢井地区からのコミュニティバスが城戸に着くと、通院バスが発車してしまっているわけなんです。JR専用道路を走っている奈良交通のバスの九時四分にしか間に合わないんです。広域通院バスは五條病院の玄関まで行くわけなんですね。そうすると、体の不自由な方が横断して五條病院に行かんでも玄関に着くわけなんです、雨の日も。
 しかし、JR専用道路の奈良交通のバスというのは、吉野ストアの前のバス停で停まるわけなんです。それから五條病院まで横断して歩かなくてはいけないと。そこで、勢井出発のバスの時刻を早めるか、五條市の地域公共交通会議があるわけですが、そこで検討していただけるか、アンケートを取ってやっていただけるか、前向きな回答をお願いします。

 

○総務部長
 現在、五條市が運行しておりますコミュニティバス・デマンドタクシーの現状を見ますと、全ての路線において残念ながら数多くの利用があるといった状況ではございません。
 今後、より多くの皆さんがより使いやすく利用していただける方法を模索し、運用の見直しを図ってまいります。見直しに当たりましては、今議員さんがおっしゃっていましたが、市民の皆さんの生の声を反映させるべくアンケートをお願いし、そしてその結果を踏まえ、改めて利用者の視点に立ち、これからの地域公共交通はどうあるべきかを見据え、見直しに取り組んでまいりたいと考えております。

 

○吉田
 そして次にですね、デマンドの方の運行についてなんですけれども、阪合部新田町また樫辻町、大深町において、過疎化また高齢化が進んでおりますけれども、そこで交通弱者にとって、病院や、また買い物に行けない、デマンドタクシーの運行も考えてほしいという御要望がございます。それについてやはり地域公共交通会議の中で運行について検討していただけますか。

○市長
 先ほども総務部長から言ったように、アンケート調査をさせていただきます。時間帯の問題もあります。アンケートを取って、まだその路線のないところもございます。調査結果を踏まえて進めてまいりたいと、考えております。

 


■新し尿処理施設に係る発注支援等について

 

○吉田
 新し尿処理施設に係る発注支援等についてお尋ねします。
 まず初めに、私もなかなか聞き慣れない名前なんですけれども、発注支援の意味についてちょっと部長の方からご説明いただけますか。

 

○生活産業部長
 新し尿処理施設の建設につきましては、水処理設備、資源化設備、環境保全設備等の特殊な設備を含む施設であるため、性能発注方式により施工上のかし担保だけでなく、性能上のかし担保を持たせる必要があります。そのため発注仕様書の内容につきましては、詳細なものを作らなければなりません。
 この発注仕様書につきましては、入札の説明書、落札者の決定基準等の作成、発注仕様書の作成、技術提案内容の検討書の作成、総合評価審査委員会用資料作成など、総合評価落札方式による入札までの一連の業務も行うものでございます。

 

○吉田
そうするとプロポーザル方式というふうに認識させてもらってよろしいですか。

 

○生活産業部長
 まさしくこれは特殊な施設になりますので、そういう形で総合評価落札方式ということでございます。これにつきましては、環境省で示している廃棄物処理施設建設工事等の入札・契約の手引で、経済性に配慮しつつ価格以外の多様な要素を考慮し、価格及び品質を総合的に最も優れた案を提案した者を落札者とするということで、総合評価落札方式ということでございます。


○吉田
 そうすると総合評価落札方式ということなので、市長にお尋ねしたいんですけれども、新し尿処理施設の入札なんですけれども、その方式でやろうと思っておりますか。

 

○市長
 先はど部長の方からお話があったように、総務省が示している廃棄物の処理施設建設工事等の入札・契約の手引に基づいてやらせていただきたいと思っております。

 

○吉田
 その方式に従ってしっかりと運用、またガイドラインも必要だと思いますので、今までの指名競争入札という事がないと思いますけれども、談合がないように、よろしくお願いしたいと思います。
 その入札方法について、メンバーを集めるわけなんですが、ただ一般競争みたいな形にはなりませんね。先ほど来の説明を聞いておったら。

 

○生活産業部長
まさしくそういう診査会をこしらえて、専門の方も入っていただいた中で総合的に判断するという形になるわけでございます。

 

○吉田
 そしたらそのメンバー構成っていうのは、誰が指名又は人選をするわけなんですか。部長お願いします。

 

○生活産業部長
 委員の指名、それは市長でございます。市長が委員会に諮って審査をしていただく、そういうことでございます。

 

○吉田
 それでは市長にお願いしたいんです、やはり人選に、審査メンバーの構成につきまして、信頼また公平公正なる人材を選任いただきますようにお願い致します。
 私一番心配しておるのは、そのプロポーザル方式という入札方法をとった場合において、私が吉田組としますわね、そこで企画立案された何社かが、公募で集まってきて、そこで談合ができておって、仮定した場合ですよ。十社が出て、行ったとします。その十社で、絶対十社とも、企画立案されたのがわからないようになっておるんですか、どこの会社というのは。市長にお答え願いたいと思います。

 

○市長
 プロポーザル方式というのは、当然誰という発注は、指名競争入札はございません。誰がどうしたかまるっきりわかりません。
 そういう形の中で個々が全部そういう業者を市に対して申し出るということですので、どの業者が参加するか。今回の場合はそういうことは全く、誰が、また公幕に応じてくるかということもわかりませんので、それはまだ定かでないので、そういうことは全くないというふうに考えております。

 

○吉田
 私がどうしてこういう質問するかというとね、やはりインターネットでもいろいろと調べていたら、やり方いかんによっては、談合につながりかねない。
 その作成に当たって、十社公募してきて、そのうちで選考委員の中でどこの会社がいいのかという名前をなしに査定するわけなんですけれども、過去に見られるというのは暗号、書類に暗号または印を付けておいて、私が業者としたら、理事者と誰か、その中でそれがわかり得るとしたら、始めからありきの入札になるわけなんです。そういうことに、なってはならないということを考えて人選のの方もよろしくお願い申し上げます。

 


■災害時の避難場所及び新消防庁舎について

 

○吉田
新消防庁舎についての場所のことで確認させていただきたいと思います。

 

○消防長
 場所につきましては、新消防庁舎は平成十五年の十一月に今井四丁目を建般予定地として議会の承認を頂いておりましたところに建設する予定でございます。
 その後の進捗状況ですけれども、平成十九年二月十九日付けで建設に必要な確認検査済証、この交付がその場所でされておりました。
 現在につきましても、その確認検査の検査済証が有効でございます。

 

○吉田
 それで、これは市長に答弁していただきたいのですけれども、今井ということでよろしいですね。
 それでこれはうわさなんですけれども、施工業者がきまっておるという話をちょくちょくと聞くのですけれども、それは事実ですか、市長の方に。

 

○市長
 正に言うてる意味が理解できないのですよ。
 まだ設計もしていません。金額も出ておりません。それに関して、入札の業者名も決まっておりません。だから談合するって、業者も決まっていないのに、その話が出るということ自体が根本的にまだわからない話なんで、その言うてる意味が私には理解ができません。

 

○吉田
 そしたら決まってないということですね。まだ計画も何もね。わかりました。
 そしたら、多分今井に決まるでしょう。そこで入札方法なんですけれども、どういう入札方法でするかということについて、お尋ねします。

 

○市長公室長
 新消防庁舎建設に伴う入札方法についてでございますけれども、同施設規模約九億円を想定いたしておりますけれども、この規模の工事になりますと、五條市の要綱に定める発注基準によりまして、JV、共同企業体での一般競争入札と、その中の総合評価落札方式で入札を行う、そういう予定でございます。

 

○吉田
 そしたら、前吉野市長のときに五條病院の存続ということもありまして、一旦白紙にしたという経緯がございます。
 そこで部長、九億円でJVという話なんですけれども、やはり指名競争入札ということは考えていませんよね。はい。・・・わかりました。
 そしたら一般競争ということですか。方式として、はい。・・・わかりました。
 そしたらそれについてもう一度、念つきなんですけれども、プロポーザルという入札方法をとらないということですね。一般競争入札でよろしいということですね。

 

○市長公室長
 一般競争入札になりますけれども、そのうち一般競争入札の総合評価方式で行う。つまり金額だけで争うのではなしに、技術提案、あるいは実績を一定計数化しておりますので、それを計算した後、それを評価しまして、それで優劣を審査し、決定するという方式でございます。

 

○吉田
 そうすると、やはり企画立案をしてもらうということですよね。・・・一部ですか。わかりました。
 私がどうしてこんな質問をするかというとね、二つのA組とO組といううわさが流れておるのも、私はそんな隣のおっちゃんに聞いたわけでもないんですよ。そこで、確認をしたいということで、お聞かせ願ったのですけれども、やはり特に地元の企業の育成ということも考えて、地元五條の業者にお願いできるように努力していただきたいと思います。

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